【ストップエイジング】太極拳で転ばない体をめざす 老化防止

私の通っている太極拳グループの平均年齢は、70代後半から80代の元気なシニアの方々です。
師匠を含め、皆さん驚く程の朝型が多いです。

80歳のジムさんなんて、毎朝2時台に起きていらっしゃるのが驚きです。
8時台に就寝。昼寝無しだそうです。

そして、毎朝5時にジムに通うそうです。

皆さん、太極拳以外にも何かしら運動されているので、元気なのでしょう。

彼らが太極拳をやり始めた理由は様々ですが、よく聞くのは「医者が勧めたから」です。
アメリカでは、お医者様がヨガと太極拳を勧めることがあるんですね。

ヨガの姿勢は座ったり、寝転んだり、体を反らせたり、と、高齢者には難しいポーズが多いので、立ったままできる太極拳を選ぶ人が多いのです。

仲間の一人は、

「靴下を立ったまま履けなかった。太極拳をやり始めて、靴下を立ったまま履けるようになった」と言っていました。凄いです。🧦


太極拳は奥が深い

太極拳は「ゆっくり踊っている」運動だけでは無く、奥が非常に深いです。
ゆっくり踊っているだけ、というのは、最初に套路を覚えるレベルでの話です。
個人差もありますが、最初の1年とかでしょうか。それだけでも良い運動だと思います。


次のステップは、呼吸を意識して套路に合わせていくことです。

基本、エネルギーを出すしぐさの時は、呼吸は「吐く」です。反対の時は吸います。

ゆっくりと、ゆっくりと。

呼吸が深くなるので、体全体が整う感覚です。

呼吸を意識して太極拳をやると何が起きるかというと、心が落ち着いて瞑想効果が高まるのだと思います。

終わるとスッキリ気持ちが良くなります。

特に屋外での朝の太極拳は健康そのものだと思います。


その次のステップは、エネルギー(気)を感じることです。
私はまだできていないので語れません。

後数年はかかるかと思います。もっとかしら💦


転倒防止の歩き方

まず、姿勢が悪いと転倒する可能性は大です。

高齢者で前かがみの方は、少しずつでも改善を試みないと。。。
これにはご家族の協力も必要だと思います。(何もやりたがらない年頃?💦)

師匠曰く、「高齢者は足だけで歩く。足だけを動かして歩くから小股で 前に重心が行きすぎて転ぶ」そうです。

これは、「前に転ぶのは何故か?」と問いた時のお答えでした。

足だけで歩く?って当たり前。

そうですが、足の筋肉が背骨や骨盤に繋がっていると意識して歩くのが良いそうです。💡

師匠のクラスでは、歩き方のレッスンもします。皆さん真剣です。
ちょっと意識するだけで、歩き方が変わるのが分かります。

「変な話、骨盤の下に靴を履いている感覚で歩く」と仰っていました。

そして、いつものことですが、「丹田」を意識して、

そこに力を感じて歩く。

これだけで、歩き方がしっかりします。歩幅も広がります。(実証済み)

まず、丹田を意識するというのは、鬼滅の刃の「全集中の呼吸」に似ています♡。

太極拳や武道をやっている人は、鬼滅の刃で「そう、その呼吸法」と納得するシーンが多いのではないでしょうか。👍

自分の体のエネルギーに意識を向けるのです。丹田がメインです。

これさえすれば、何をやっている時でも姿勢は良くなります。

それプラス、足だけをチョロチョロねずみのように動かす歩き方を正せば、歩幅は自然と大きくしっかりしてきます。

日々の努力より習慣

努力なんてしようとしても続きません。
上記の様にするには、ある程度の筋力がないと難しいからです。

ですので、歯を磨く最中に「背伸びしてトンと落ちる動き」を繰り返したり、馬立での屈伸を繰り返したり、、習慣が先だと思います。

師匠は、冬季オリンピックに刺激をうけて、足を後ろに上げて、片足だけでバレリーナの様にお皿洗いを始めたそうです。

明るくいつも何かにチャレンジしていらっしゃいます。

78歳の師匠。姿勢や太極拳中の外見は50代の若さです。50代より筋力があるかも。。
初めてお会いした時は50代後半?と思いました。

やはり、健康は日々の努力の賜物なのだと思います。


日々数分でも良いのです。
太極拳でも体操でも、自分に合う運動を少しでも続けるのはとても大切ですね。
後で転倒を防げるかもしれません。

(ちなみに暗くなってからの散歩は危険ですので、明るいうちに😉)


Yoko's Zentangle

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